クロスズメバチの蜂の子ってどういうものなの?

蜂の子として食べられるのは、ミツバチだけではありません。
クロスズメバチをはじめとするスズメバチの幼虫も食べることができますし、一部の地域では昔から食用として親しまれているくらいです。

1.昔から食べられていたクロスズメバチの子

岐阜県や静岡県、長野県などの山間部では、昔からクロスズメバチの子が食べられていました。
岐阜県や静岡県では「へぼ」、長野県では「すがら」などと呼ばれています。
後述するように味に癖があるため、甘露煮にして食べられることが多いようです。
また「へぼめし」という、クロスズメバチの子が入った炊き込みご飯も有名です。

2.クロスズメバチを食べる際の注意点

ただ、クロスズメバチを食べる際にはいくつか注意点があります。
原料の調達が簡単ではないことと、味に癖があることです。

2-1.原料の調達が簡単ではない

ハチミツやローヤルゼリーを採取するために飼育されているミツバチは、蜂の子の調達は難しくありません。
これに対してスズメバチはどちらかというと害虫扱いなので、飼育しているケースはほとんどなく、野生の巣を調達するしかありません。
クロスズメバチは小さいといえどもスズメバチの一種なので、刺されればただではすみませんから、巣を調達するためには専用の防護服が必要になります。
しかも、クロスズメバチ「地蜂」という異名があるように、地中に巣を作りますので、巣そのものを発見するのも難易度が高くなっています。

2-2.味に癖がある

ハチミツや花粉を食べているミツバチの子とは違い、スズメバチの子は他の昆虫をはじめとする動物性のものを食べています。
イナゴなどを食べたことがある人は、独特の癖があるのはご存知でしょうが、スズメバチの子もお腹の中に食べ物が残っていると、この癖が出てしまうのです。
逆に、成虫になる一歩手前の蛹はお腹に食べ物が残っていませんので、癖はありません。
このため、若い蜂の子を食べる前に、癖のある味の原因である内臓を取り出してしまうこともあるようです。

トップに戻る