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蜂の子の巣はどうやって採取するの?

蜂蜜などを採取するために飼育されているミツバチはともかく、スズメバチなどの蜂の子は野生種を採取してくるしかありません。
このため、いかにして巣を入手するかが問題になってきますが、その際に注意すべき点は何でしょうか。

1.殺虫剤などは使用しない

害虫として扱われることの多いスズメバチは、殺虫剤を用いて駆除することが一般的です。
ただ、食用として考えているのなら、殺虫剤の使用は厳禁です。
なぜなら、殺虫剤の毒が蜂の子にも回ってしまい、食べられなくなってしまうからです。
せいぜい使えるとしても、人間の体に害がない二酸化炭素やエーテルぐらいでしょう。
当然のことながら蜂が襲ってきますので、採取するに当たっては専用の防護服が必要になってきます。

2.街中の巣は使っちゃダメ

スズメバチの巣を確保する場合、食用にすることを考えているのなら、街中にあるものは避けた方がいいでしょう。
巣を奪われたスズメバチが、反撃に出てくる可能性があるからです。
街中に巣を作るのは攻撃力の高いキイロスズメバチが多く、近所の人に大きな迷惑がかかってしまいかねません。
スズメバチの子を確保する巣は、近所に迷惑をかけることのない、人里離れた山間部で探した方がいいでしょう。

3.探すのに手間がかかるケースも

スズメバチは、すべて地上に巣を作るわけではありません。
岐阜県や静岡県で「ヘボ」と呼ばれているクロスズメバチは、地中に巣を作ります。
巣を探すのには間違いなく手間がかかりますので、ある程度覚悟しておいた方が良さそうです。

4.蜂の子には旬がある

実はスズメバチの子には「旬」があり、いつでも採取できるというものではありません。
スズメバチは7月ごろから羽化を始め、10月ごろに個体数が最も多くなります。
つまり、スズメバチの子の旬は夏から秋にかけてです。
岐阜県恵那市では毎年11月上旬に「ヘボ祭り」が開かれていますが、これはそのシーズンがクロスズメバチの子の旬だからなのです。

5.まとめ-巣の入手は素人では無理?

このように、スズメバチの巣の入手は決して簡単ではありません。
刺されると大変なので、素人が安易な気持ちで行うようなものではなさそうです。

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