蜂の子を食べるとセロトニンが増える?

蜂の子にはさまざまな効果があるとされていますが、セロトニンという脳内物資を増やす働きがあると説明しているサイトもあります。
蜂の子に本当にそのような効果があるのか、調べてみました。

1.そもそもセロトニンとはどのような物質なのか?

セロトニンは脳内物質の一種で、精神を安定させる働きを持っています。
脳の松果体では、セロトニンから「安眠ホルモン」であるメラトニンが生成されます。
脳内のセロトニンが不足していると、ストレスに弱くなったり、睡眠の質が低下したり、鬱病の引き金になったりするとされています。
最近では脳内のセロトニンを増やすと、思春期の自閉症の症状改善に役立つことが、理化学研究所と日本医科大学の共同研究によって分かっています。

2.なぜ蜂の子がセロトニンを増やすとされているのか

蜂の子を食べるとセロトニンが増えるとされているのは、トリプトファンという必須アミノ酸が含まれているためです。

2-1.トリプトファンとはどのようなものなの?

必須アミノ酸とは人間の体内で生成することのできない9種類のアミノ酸のことで、トリプトファンもそのうちのひとつです。
単独でも活性酸素の働きを抑えて老化を防ぐ抗酸化作用がありますが、セロトニンをはじめとする脳内物質の原料でもあるのです。
蜂の子を食べてトリプトファンの摂取量を増やせば、セロトニンの生成量増加につながってくれると期待されているのです。

2-2.蜂の子だけでは不完全

ただ、実際にセロトニンを増やすためには、蜂の子だけでは不完全です。
セロトニンの生成にはトリプトファンに加えてビタミンB6が必要ですが、蜂の子にはビタミンB6が全く含まれていないのです。
セロトニンを生成するためには、他の食べ物などによってビタミンB6を摂取する必要があるのです。
ビタミンB6はニンニクやマグロなどに含まれていますので、これらも食べるようにしましょう。

3.まとめ-半分正解、半分間違い

蜂の子にはトリプトファンが含まれているため、セロトニンの増加に役立つのは確かです。
ただ、セロトニンを増やすためにはビタミンB6の摂取も必要となるため、表題の効果については「半分正解、半分間違い」というのが正直なところです。

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