蜂の子、ザザムシ、イナゴの違いは?

蜂の子、ザザムシ、イナゴはいずれも古くから食料として扱われてきた昆虫ですが、都市部に住んでいる人の中には違いが分からない人もいるのではないでしょうか。
蜂の子とザザムシ、イナゴの違いについて、簡単に説明していきましょう。

1.「蜂の子」は蜂の幼虫と蛹

蜂の子とは、ミツバチやスズメバチ、アシナガバチなど、さまざまな蜂の幼虫と蛹のことです。
岐阜県や静岡県では「ヘボ」、長野県では「すがら」などと呼ばれており、いずれも食料として扱われてきました。
山間部では魚をはじめとするタンパク質の調達が難しいため、昆虫は貴重なタンパク源だったのです。
甘露煮や炊き込みご飯などにして食べるほか、現在ではその栄養分が注目を浴びており、サプリメントの原料になることもあります。

2.「ザザムシ」は水生昆虫の幼虫

長野県や福島県などでは、カワゲラやトビケラ、ヘビトンボなど水生昆虫の幼虫を「ザザムシ」と総称しています。
浅瀬(ざざ)に住んでいる虫というのが、名前の由来だとされています。
食料として扱われるようになったのは意外と新しく、20世紀に入ってからだとみられています。
現在でも長野県では、佃煮や揚げ物などにして食べることがあるようです。

3.「イナゴ」はバッタ亜目に属している

イナゴはバッタ亜目イナゴ科に属する昆虫のことで、ハネナガイナゴやコバネイナゴ、ツチイナゴなどさまざまな種類がありました。
水稲を食い荒らす害虫として忌み嫌われている一方で、かつては佃煮にして食べるなど、全国的に食料としても扱われてきました。
最近では農薬が使用されるようになったため、食料として使われることは減りましたが、和歌山県ではイナゴを原料に使った醤油が開発されています。

4.まとめ-蜂の子、ザザムシ、イナゴは全然違う

こうして比較してみると、食料として扱われる昆虫であるという点以外に、共通する部分がほとんどないのではないかというレベルです。
都市部では昆虫を見ることは多くないですが、昆虫といってもさまざまな種類があることは知っておいてもいいのではないでしょうか。

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