蜂の子はメニエール病の症状改善に効果あり
日本で蜂の子を食用としているのは、長野や岐阜の山間部などで、見た目のグロテスクさからあまり好まれる食品ではありません。
蜂の子自体には免疫グロブリンという成分が多く含まれており、自律神経の乱れを整える作用があることまでは分かっていました。
しかし、近年、中国の北京医科大学と天津医科大学の共同臨床試験で、メニエール病の症状改善に蜂の子が有効であることが報告されました。
この病気は自律神経の失調によって起こることが分かっており、それを整えるために、臨床試験では32人のメニエール病の患者と更年期障害の患者15人に対して、1日3回蜂の子の粉末50mgを与えるという方法をとりました。
どちらの患者にもある症状としてめまいと耳鳴りと難聴が代表的なものです。
これを一ヶ月続けたところ、めまいに関しては3日後に70%が、一ヶ月後に88%が完治したという驚きの報告をあげています。
耳鳴りに関しては、一ヶ月投与後に88%が完治や改善できたと報告されています。
しかし、難聴に関しては目覚ましい効果は得られなかったようです。
それでも治療が難しいといわれているメニエール病に関して、これほど効果をあげることができた蜂の子は、かなり期待のできる食品なのではないでしょうか。
日本では蜂の子を直接食すというのは難しいため、飲みやすいサプリメントにもなっているものをお勧めします。
耳の病気はまわりから見えづらいこともあり、なかなかその辛さは分かってもらえないものです。
耳鳴りなど気になる症状がある方は蜂の子のサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。