蜂の子にはどんな食べ方があるの?
蜂の子を食べると言われても、そもそもどのような食べ方をしているのかを知らないという人も多いでしょう。
蜂の子の代表的な食べ方について、簡単に説明していきましょう。
1.佃煮(甘露煮)
蜂の子の中でも、肉食であるスズメバチの幼虫は独特の癖があります。
この癖を和らげるための調理法です。
まず、蜂の子を油で揚げます。
その油に醤油、蜂蜜、みりん、酒を加えてタレを作り、油で揚げた蜂の子とからめると完成です。
甘みをつけるのに砂糖ではなく、蜂由来の蜂蜜を使用するのがミソです。
2.炊き込みご飯
岐阜県や静岡県では「へぼめし」と呼ばれており、クロスズメバチの子が使用されるのが一般的です。
ご飯に蜂の子や野菜、醤油、みりんなどを入れ、炊飯器で炊くと出来上がりです。
蜂の子は、ご飯に入れるまでに油で揚げておくとうまくいきます。
3.バター醤油焼き
温めたフライパンにバターを入れ、溶けてきたら蜂の子を加えます。
揚げるようにして焼き、ある程度焼き色がついたら、醤油を加えて完成です。
バターによって味の癖をある程度、抑えられるのがメリットだと言えます。
4.串焼き
オオスズメバチの子は体長5センチ前後と大きいため、上記のような調理法は必ずしも向いていません。
幼虫を串刺ししてタレを付け、焼くだけです。
お腹の中に食べ物が残っている個体は味に癖がありますので、あらかじめ幼虫の尾部をつまんで排出しておくといいでしょう。
5.生
焼いたり煮たりすることなく、そのまま食べてしまいます。
栄養分を失うことなく摂取できるメリットはありますが、蜂の子の見た目が嫌だという人もいるでしょうし、スズメバチの幼虫のように味に癖がある個体もいますので、人を選ぶ食べ方だと言えます。
6.まとめ-蜂の子の食べ方はさまざま
こうやって並べていくと、蜂の子の食べ方が予想以上にバラエティーに富んでいることが分かるのではないでしょうか。
あなたの気に入った調理法で、蜂の子を食べてみましょう。